2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ソフトキー・ラベル - Expense Report (6)

Expense Reportバージョン0.5.0での些細な変更だが、ソフトキーのラベルの文言を調整して、小さい画面上でもきちんと表示されるようにした。 画面の大きさが2インチ、解像度が176x220ピクセルという小さな画面の携帯電話は、まだまだ発売され続けている*1。…

表示言語の選択ほか - Expense Report (5)

携帯電話用小遣い帳アプリ Expense Reportのバージョン0.5.0では、前回紹介した状態管理部変更のほかに、以下の変更を行った。 初回起動時に表示言語を選択できるようにする。 複数の費用項目を一度に削除できるようにする。 MIDP-2.0用のバージョン情報表示…

一時停止・再開への対応 - Dialer (4)

前回に引き続き、Dialerバージョン1.0.0開発中の話である。懸案の一つであったイタリアの電話番号対応は、前回書いたとおりである。 もう一つ、Dialerを動かしたまま通話(発信・着信を問わない)が行われると、一部の機種で、通話終了後にDialerが異常終了…

イタリアの電話番号 - Dialer (3)

2009年2月27日追記: この記事で述べているイタリアの電話番号についての説明は誤っているので、『訂正: イタリアの電話番号 - Dialer (5)』で訂正した。 話は前後して、Dialerを、バージョン1.0.0に向けて開発を進めていたときのことである。 Dialerを某掲示…

内部状態の見直し - Expense Report (4)

携帯電話用小遣い帳アプリ Expense Report のバージョン0.4.2をリリースした後、内部の状態遷移を再定義して、その構成を大幅に書き直すことにした。追加する予定の大きな機能として次のものが残っており、そのままの構成では、機能追加で破綻が生じる恐れが…

簡体字中国語サポート - Expense Report (3)

2008年の夏が始まる頃、それまで半年以上手を付けないまま使い続けていた携帯電話用小遣い帳アプリ Expense Reportの改良を再開した。 直接のきっかけは、その頃購入したソニー・エリクソンのW890iだった。日本語の文字が表示できるよう香港向けのモデルを選…

Dialerバージョン1.1.0

Dialer - ソフトバンクモバイルユーザーのためのダイヤルユーティリティ のバージョン1.1.0を公開いたしました。これは、バージョン1.0.0で発生した問題への対策版リリースです。 画面最下部にある例外国番号リストのテキストボックスを編集不可とし、別画面…

インライン編集タイプのTextFieldとItemStateListener - Dialerバージョン1.0.0での問題

Dialerでは、一つのTextFieldの内容が変更されたときに関連する他のTextFieldが自動的に更新されるように、ItemStateListenerを使っている。このリスナーを設定したFormに置かれたItemの状態がユーザー操作によって変化すると、ItemStateListener.itemStateC…

Dialerバージョン1.0.0の不具合についての続報

18日の記事でお伝えした問題について調査中ですが、ノキアS60機のようにテキストフィールド内で直接入力内容を編集するタイプの機種では不可避の問題であると考えております。 当初の予定通り、一部修正を行ったバージョンを、23日前後を目標にご提供いたし…

Dialerバージョン1.0.0不具合のお知らせ

Dialerバージョン1.0.0に不具合が見つかりましたので、お知らせいたします。1週間以内に対応の予定ですが、それまではバージョン0.4.1を継続してお使いになるか、下記の操作を避けてご利用ください。ご不便をおかけいたします。 問題の発生する機種 ノキア…

Expense ReportのChoiceGroupおよびTextField

Expense Report (2)の項目で触れたように、費用項目を入力する際の費目選択などは、ChoiceGroupのリストが長くなるので、MIDP-1.0の端末上で動いているときのみEXCLUSIVEタイプのリストを使い、MIDP-2.0以降ではPOPUPタイプのリストで表示するようにしている…

Dialer (2)

Dialerを某掲示板で紹介したときに、2点指摘をいただいた。そのうちの一つが、Dialerを使ってダイヤルしても、「+」記号で始まる電話番号を使ってダイヤルしてしまう、というものだった。作者も同じ機種を使っていたのでそんなことはないと分かっているのだ…

Expense Report (2)

Expense Report開発の第1段階は、バージョン0.4.0として2007年10月に完了した。同年9月に開発を初めて、約1ヵ月である。この時点までにデータを入力・管理する機能が出来上がり、アプリケーション単体で使う機能はほぼ網羅できた。目標の一つであった多言語…

Expense Reportの使い方

http://homepage3.nifty.com/ksil/software/expense_report/index.ja.htmlの簡単な説明をこちらを掲載した。まだまだ十分な説明とは言えないが、徐々に拡充していく予定である。

開発環境

開発には、IDEとしてEclipse + EclipseMEとSun Java Wireless Toolkit、その他必要に応じてノキアやソニー・エリクソンのSDKを使っている。なお、先月Mobile Tools for Java(MTJ)が正式リリースになったので、近いうちにEclipseMEからMTJに移行する予定で…

Expense Report - 小遣い帳アプリ

Dialer の次に始めたプロジェクトが Expense Report である。 仕事で出張することが多く、その時の出費を細大洩らさず記録につけたい、というのが開発の動機である。複数の通貨圏を跨いで活動することもあるので、複数の通貨が使えることと、日本語の使えな…

Dialer

ソフトバンクモバイルを使っていて一番不便に感じていたのが、プラス記号で始まる国番号付きの電話番号にダイヤルできないこと。W-CDMA や MMS など国際標準的なシステムを採用しながら、基本的なダイヤル方法が標準的なものとは違っていた。おそらくマイラ…