簡体字中国語サポート - Expense Report (3)

 2008年の夏が始まる頃、それまで半年以上手を付けないまま使い続けていた携帯電話用小遣い帳アプリ Expense Reportの改良を再開した。
 直接のきっかけは、その頃購入したソニー・エリクソンW890iだった。日本語の文字が表示できるよう香港向けのモデルを選んだところ、簡体字中国語ロケールでのメニュー表示もサポートしていたのだ。2005年に購入した同じく香港向けK600i簡体字中国語ロケールをサポートしていなかったことを考えると、時代の変化を感じざるを得ない。
 ともかく、電話機自体が簡体字中国語を表示できるとなると、自分のMIDPアプリケーションもそれに馴染ませたくなるものである。かくして、Expense Reportに簡体字中国語のリソースを追加することになった。また、その頃作り始めた別のアプリケーションでは韓国語のサポートを進めていたため、ソフトキーのラベルなど幾らかの韓国語リソースもそちらから流用することにした。
 この他、MIDletのアイコンを作成し、レコードストアの使用量を20キロバイトに拡大して、バージョン0.4.2として2008年9月初めに公開した。