M2ch Viewer ロードマップ

 M2ch Viewerの最初のリリースは、今年の第3四半期を予定している。このリリースでは、ごく基本的な機能しか実現されないだろう。

 2ch専用ビューアー(ブラウザー)をこれから作るのは「いまさら」感が強い。しかし、ビューアーが次のような特徴を持っていれば、少ないながらも一定の需要があると考えている。

  • SJISデコーダーを持っている
  • いわゆる半角カタカナを全角に変換して表示する
  • アプリケーション埋め込みの日本語フォントを持っている
  • 中間サーバーを利用しない

 M2ch Viewerは、このようなビューアーである。

2010年の目標

 新年のご挨拶という記事の中で2009年の目標を掲げた。残念ながら、あまり時間を掛けられなかったこともあって、そのどれも達成できていない。

 MIDP版のExpense Reportの開発はそれなりに進んだと思っているが、まだ十分ではない。Android版も手を着け始めたばかりで、とても公開できる状態ではない。M2ch Viewerの開発優先度はかなり低めなので、ほとんど進んでいない。

 というわけで、2010年も引き続き上記プロジェクトを継続し、完成にこぎ着けたい。

2009年の開発環境

 1年ほど前にも同じような記事を書いた。

 現在も基本的に同じ開発ツールを使っているが、EclipseEclipseMEの組み合わせの代わりに、Pulsarと呼ばれるモバイル開発に特化したパッケージを使っている。Mobile Tools for Javaもこのパッケージに含まれている。Android用ソフトウェアの開発には、もちろんAndroid SDKを利用している。

 JUDEはProfessional版にアップグレード後、現在はastahと名を変えた新バージョンに移行した。

 また、BTSとしてRedmineを導入し、SubversionおよびMercurialのレポジトリと連携して活用している。

ソニー・エリクソン T610

 ブログの更新が滞ったときに苦し紛れにポストする携帯電話シリーズ。今回はソニー・エリクソンのT610。この辺りまで来るとご存知の方も多いのではないだろうか。ソニー・エリクソンが2003年に放った大ヒット製品で、筆者にとっては、CMD-J70の置き換えとして期待していたZ700*1がキャンセルになったため、待ちに待った機種である。ソニー・エリクソンJava第1世代に属する機種で、DateFieldのタイトルが1文字欠けてしまうのはご愛嬌だ(本来「Date」と表示されるべきものが「ate」と表示されている*2)。

*1:http://www.gsmarena.com/sony_ericsson_z700-327.php

*2:ファームウェアバージョンR1A081。発見した当時、"'D' was eaten." と、くだらないダジャレを言っていたのは内緒である。

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Java Runtime for S60でのItemStateListenerの振る舞い

 最近、Java Runtime for S60でのItemStateListenerの振る舞いが変わったことに気がついた。

 S60 3rd Edition FP1以前の機種では、ItemStateListenerで監視しているTextFieldオブジェクトに電話帳から選んだ電話番号を挿入すると、ItemStateListener.itemStateChangedメソッドが呼び出される。ところが、E75で同じ動作を行ってもitemStateChangedメソッドが呼び出されない。筆者の知る限りこの変更については何もアナウンスされていないが、実機ばかりでなく、S60 3rd Edition FP2 SDKとS60 5th Edition SDKエミュレーターでも同じ振る舞いをすることを確認した。

 TextFieldの内容を一文字ずつ書き換える際にはこれまで通りitemStateChangedが呼び出される。なぜ電話帳からの番号挿入の場合だけ動作を変えたのか、理解しがたい。