ソニー CMD-J70

　海外携帯電話をテーマにしたサイトはすでにたくさんの方が始めていて、今さら自分も始めようという気はないのだが、この機種が他の人の記事とかぶることはほとんどないと思う。
　ソニー（ヨーロッパ）のCMD-J70。2002年、始めて購入したGSM携帯電話。IrDA、Bluetoothなど一切なし。GPRSやEDGEもない。USBケーブル経由でPCに繋いでモデムとして使うことができた。画面はモノクロ96x92ピクセル。漢字がなければこのサイズでも充分使いやすい。

　大きさはこのくらい。長さ10センチより少し大きい程度。

　いわゆる十字キーがなく、どうやってメニュー操作をするかというと、これ。最近では見かけなくなったジョグダイヤル。画面の左側に付いている。

　他メーカーの携帯電話では単音が当たり前だった当時、ポリフォニックな着信音はとても印象的だった。もっとも、日本ではすでにポリフォニックが普通だった。

　マイクロソフトのWAPブラウザー。

　POPメールアカウントの設定とEメールの作成。日本で「ケータイでもPCメールにアクセス」というサービスが始まる6年も前のこと。

　底部のコネクター。現在のソニー・エリクソン仕様と似てなくもないが、もちろん違う。

　世界時計。自分がいるタイムゾーンの切り替えもここで行う。

　自分に最も大きな影響を与えた電話機で、これを見ていると、当時のいろいろな思い出が甦ってくる。使わなくなった今でも大切に保管している。